お遍路さん=歩き、というイメージは本当?車お遍路のリアル
いやいやそりゃね、一生に一度は歩いてまわってみたいですよ.だって、だって、普通の勤め人だと、車お遍路だってなかなかできないと思うんです.
勇気を振り絞って、趣味の1つとして『お遍路さん』と告白したとき、ほぼ100%
『歩き』で?
という反応をする人が多いこと、多いこと.世間には「お遍路=歩いて回るもの」というイメージが根強くあるようです.
お遍路のスタイルはいろいろある
実は、お遍路の回り方は歩きだけではありません.車、バイク、自転車、公共交通機関やバスツアーなど、いろんなスタイルがあります.弘法大師の足跡を辿るという本質は、どの回り方でも変わりません.
車でも、八十八ヶ所をまわろうとすると、それなりの時間もかかりますし、体力・精神力・費用もかかります.「歩きじゃないから楽でしょ」と思われがちですが、実際はそんなに甘くありません.長距離の運転、山道の難所、宿の確保など、車には車の大変さがあります.
親にも意外と伝わらない
親に趣味を告白しても、なかなかピンときてもらえないことがあります.「歩きでもないのに、なんでそんなに時間がかかるの?」と聞かれたこともあります.
私のような、お小遣い制サラリーマンだと、お遍路は何年もお小遣いを貯め、何回かに分けてチャレンジして、ようやく達成できるような旅になります.

車お遍路と歩き遍路、それぞれの良さ
歩き遍路には歩き遍路の、車お遍路には車お遍路の良さがあります.歩きなら、道中で出会うお遍路さん同士の交流や、地元の方からのお接待をじっくり味わえます.車なら、限られた休みの中でも八十八ヶ所をまわりきれる、区切り打ちで何年もかけてじっくり巡れる、体力に自信がなくても挑戦できる、というメリットがあります.
どちらが正しい、優れているという話ではなく、自分の生活スタイルに合った回り方を選べばいいのだと思います.お遍路の本質は、弘法大師と共に歩む『同行二人』の心にあるので、移動手段は本質ではありません.
お遍路さんの価値
2019年、平成から令和に変わる節目の年、お遍路が世間でちょっとした話題になった時期もありました.どんな文脈であれ、お遍路さん本来の価値、静かに自分と向き合う巡礼という意味が、ぶれずに伝わってほしいなと思います.
車でも、歩きでも、お遍路はお遍路.胸を張って『お遍路さんやってます』と言えるように、これからも車お遍路の魅力を発信していきたいと思います.

