1山2札所の納経所の 68番 神恵院、69番 観音寺
七宝山の神恵院(68番)観音寺(69番)さん2つの札所は1つの同じ境内にある、四国お遍路さんでも珍しい霊場です.
1つの境内に2つの霊場がある理由
元々、68番も69番さんも琴弾八幡宮(ことびき)の神宮寺だったのですが、明治の神仏分離令により、八幡宮と分けられ、八幡宮の本尊が観音寺の西金堂(さいこんどう)に移り、それを八幡宮から独立した68番神恵院の本尊としました.ややこしい・・・観音寺を68番とし、そこから本尊を授かって分離して69番 神恵院となりましたというお話にすれば少しはスッキリするのですが、番号が逆になっているのが話をややこしくしている原因のような気がします.
入り口も納経所も1つ
右側の柱の扁額(へんがく)には『四国 第六十八・六十九番 霊場』と書かれています.
七宝山
弘法大師様が観音寺の周辺に瑠璃や珊瑚などの七宝を埋めて地鎮したというのが七宝山という山号の由来となっています.
新築された納経所 預修殿(よしゅうでん)
2020年の夏 預修殿(よしゅうでん)として新しく生まれ変わりました!
いずれにしても2か所の納経を受けられるのは嬉しいですね