菅笠(すげがさ)の最適なサイズを考える
お遍路さんのお参りではじめて必要性を感じ、購入する人生初の菅笠はどんなのかいいのか?を真剣に考えてみたいと思います.
菅笠といえば水戸黄門
令和の今、麦わら帽子すら持ってない人が、天然素材の帽子をそういう視点で選べばいいか?
昭和生まれ、菅笠というと、思い浮かぶのは”水戸黄門様”のドラマです.大岡越前でギリうっすら.
田舎育ちの70年代生まれ、三世帯住まいだったため、水戸黄門をリアルタイムで見ていました.お遍路さんをお参りする70代年代生まれと言えば、まだまだお遍路さん初心者さんが多いはずです.
弥七の饅頭笠はアカンやつ
同じ笠でも”弥七のやつ”は目まで隠れるうらい深い笠です.帽子でも目を隠すように深く被ると、なんとなくヤバイ(悪な)感じがします.今も昔もアウトローな感じがするので、弥七の笠は一般人向きではないような気がします.記憶が定かではないですが、『木枯し紋次郎』や『子連れ狼のチャン』が人を切る前に”サッと”脱ぐ笠のイメージがあります.
菅笠っているん?
そもそも菅笠は必要なのでしょうか?江戸時代にお遍路さんのお参りが流行り出したころ、梅雨から夏場にかけてのお遍路さん必須アイテムになったと言われています.400年前でも何かしらの日陰が必要だっと思われます.現代の日傘ですね.
菅笠のお勧めサイズ
そんな昭和のオッサンが菅笠(すげがさ)を購入するとなると、どうせ買うなら助さん格さんクラスのデラックスなやつがほしい、助さんや格さんは敵に立ち向かうための武器や防御にも使っています.しかし、今は令和の時代、ご隠居さんに立ち向かってくる敵がいないので、菅笠を防御にも武器として使うことはありません.
菅笠の結論
弥七系の笠はヤバイ、助さん格さんの笠は大きすぎる・・・となるとできるだけ小さい笠がベストになります.
最終的な結論は『由美かおる』的なサイズの笠.=ご隠居さん、うっかり八兵衛と同じサイズと思われます.
結論:お遍路さんのお参りで最適な菅笠は『由美かおるモデル』です.
頭が大きいオジサン、安心して下さい
どんなデカ頭でも対応できるような、上げ底構造になっています
この頭から浮く、上げ底な構造が涼しく、汗にも強い理由のようです
私が買ったのは塩ビ系ビニールのカバーも付いている雨にも対応できるスーパー菅笠です.
言うならば、『由美かおる大雨対応モデル』です
まとめますと、菅笠は『由美かおるモデル』の雨対応の塩ビカバー付きが良さそうです.
菅笠のいいところ
ゴアテックス素材の帽子を持っていますが、はっきり言って、菅笠(すげがさ)には勝てないです.
・日陰になる面積が多い
・とんでもなく風通しが良く、通気性も抜群
・汗をいくらかいても臭くならない
甲子園球児もこの菅笠(すげがさ)をかぶれば熱中症や脱水症状を軽減できるのではと思うくらい菅笠(すげがさ)はすごいアイテムです.夏場にお参りする遍路さんでは必須アイテムといっていいでしょう.