お遍路グッズ選び 菅笠(すけがさ)
”大”と”小”があります.
”大”は 水戸黄門の助さん格さんが敵を倒すときに使うレベルの大きさになります.
敵と戦うにはちょうどいいサイズとはいえ、おそらく、お遍路で敵と遭遇することはないと思います.
お銀さん(由美かおる)が身に着けているサイズ”小”でも十分な大きさになります.
風邪通しも良く、日傘、雨よけにもなるのでお勧めのお遍路アイテムです.
一見、風に弱そうに見えますが、あごひもを着けていれば大丈夫です.
菅笠の最大の問題は”かさばる”ということです.車での移動中の置き場所に困るんです.
傘の上に他の荷物を乗せることができない上、座席一人分のスペースは必要になります.
1一人旅の場合、助手席に置いて移動することになると思うのですが、装着の順番が合わないんです.
お寺到着→菅笠の下にある →山谷袋(さんやぶくろ)と輪袈裟(わけさ)取り出し装着→その後に傘を被る
車に戻る→笠を脱がないと、山谷袋(さんやぶくろ)と輪袈裟(わけさ)を取り外せない
先に笠をかぶると山谷袋や輪袈裟の輪っかが通らないんです・・・
輪袈裟の装着を忘れ、笠を被ったまま、助手席に置いてある輪袈裟を取ろうとすると
『メリメリメリ~』
壊れてしまったか?・・・と思うよな音
思っている以上に横幅があって、笠を被ったままだと車の中に頭を入れられないんです.
なかなか身につかないですが、とにかく、菅笠は最後に装着というのを体に叩き込む必要があります.
その他に、家での置き場所にも困るといこともお忘れなく・・・
想像してみて下さい、小さい雨傘を開いたまま保管できる場所が自宅にあるかな?
金剛杖以上に保管場所に困るアイテムでもあります.