お遍路さんで使う数珠

お遍路さんで使う数珠は専用のものがいるのでしょうか?
数珠は普段使ってるものがあると思うのですが、108つの玉より少ない『略式数珠(片手数珠)』を利用されている方が多いのではないでしょうか.これから88ヶ所のお遍路さんをお参りされる方は思い切って『本式数珠』を購入するのもいいかもしれませんね.

お遍路さんで使う数珠

各宗派ごとに『本式数珠』というのがありますが、ほとんどの宗派は真言宗と同じで108つの玉の数珠になります.四国お遍路さんを周られている方のほとんどは『本式数珠』でお参りされている印象です.

葬儀や法事で普段使いしている略式数珠(片手数珠)

1万円くらいだったでしょうか、所帯を持つときに持っておいたほうがいいと、親に言われるがまま購入した数珠は『略式数珠』でした.

お遍路さんの数珠

このような玉の少ない短い数珠を略式数珠や片手数珠といい、宗派を選ぶことなく利用できる数珠になります.

お遍路さんの数珠

お遍路さんで利用している数珠

今となってはもっと高級な数珠を購入しておけばよかったと後悔しているのですが、1番さんで『本式数珠』を購入しました.

お遍路さんの数珠

お遍路さんのお参りの際はこの108つの玉の『本式数珠』を利用しています.
1番さんで3000円ちょっとだったかと思います.

お遍路グッズ

『本式数珠』と『略式数珠』の違い

『本式数珠』は、各宗派ごとの本来の意味を持った数珠になります.それぞれの宗派の正式な形のお数珠になり、微妙にそれぞれ違います.せっかくに機会なので、お家が仏教徒の方は調べてみてはいかがでしょうか?若い方は宗派は分かっていますか?
 『略式数珠』は宗派を問わず使える数珠で、別名『片手数珠』とも呼ばれています.

お遍路さんの数珠
一般的なマナーですが、数珠の貸し借りは原則禁止ということになっています.数珠はお守りであり、自身の分身になります.また、数珠は持ち主と仏様を繋ぐ唯一の仏具になりますので数珠の貸し借りはよくないことになっています.