納札の書き方

納札(おさめふだ)の書き方

詳しくは『参拝のお作法』のページで説明していますが、本堂と大師堂でお参りしたら『納札』というお札を納札箱に納めるというのがお作法となっています.ここでは納札の書き方について説明します.

納札に
①年月日②住所③氏名④年齢⑤願い事
を記入します.

納札の書き方

年月日

数字は漢数字がいいと言われています.また、西暦より元号で記入することを推奨されています.

住所

XXX市くらいまでがいいかと思います.番地まで記載すると寄付をお願いする封筒が届いたりします.また、性悪説になってしまいますが、願い事=困っていることの可能性もあります.個情報と結び付けられると悪用される可能性があります.念には念をということで詳細な情報を記載するのは避けたほうがいいでしょう.

氏名

珍しい苗字や名前でない限りフルネームでもいいでしょう.SNSなどで特定される可能性はありますが、特に悪いことをしていなければ問題はないでしょう.

年齢

お札に記載する欄が設けられていないので知らないと書けないないかもしれませんね.年齢は『数え年』で記入することになっています.氏名の下に記入するといいでしょう.

数え年とは生まれた瞬間に1歳となり、お正月になると+1歳する歳の数え方です.私の祖父や祖母は戦前生まれなのですが、瞬時に計算して答えていた記憶があります.分からない人はお参りする前にインターネットの数え年を計算してくれるページなどで確認しておきましょう.
もう1つ簡単な方法としては、その年の誕生日がきていなければ 年齢+1歳.誕生日が過ぎていれば+2歳するという方法があります.

願い事

納札の裏側に記載します.また、願い事は1つというのがお作法となっています.欲張るとご利益が薄くなるそうですよ.

その他

例えば、1日10ヶ所のお寺さんを回るとすると、本堂1枚、大師堂1枚×10ケ所で20枚必要になります.お参りした後に書くと時間をロスするというのと、何より、本堂や大師堂の近くでお札を書くスペースや場所がないんです.字もきたなくなりますし、できれば前日の夜にまとめて記入して準備しておくことをお勧めします.連続打ちの場合は日付だけ空白にしておくといいですね.

お接待を受けた際に納札を納めることがお作法になっていますが、お接待の返礼の場合、お願い事を書かないことがお作法となっています.※四国お遍路禁止事項まとめ
人にお願い事をするのは失礼ということでマナー違反ということになっています.

納札の書き方