車お遍路さんの鉄則

車の遍路さんで効率よく周る鉄則は『移動距離の長い札所を朝一番に設定する』です.
車お遍路さんの朝一番にお参りしたい霊場をまとめてみました.

納経だけがお遍路さんではないのですが、何かしら、お参りしたという証がほしいというのが人間の真理ではないでしょうか.お遍路さん的に『効率』という単語は似合わないないかもしれません.ただ、現代社会において、少しでも多くの『徳を積みたい』という人は多いと思います.ここはあえて、忙しく働いている方がお遍路さん向けに効率重視のお遍路さんお参りポイントを紹介します.

一番さんはAM6:30ころ到着したい

当たり前と思われるかもしれませんが、当日移動可能な地域からであれば、1番さんにはAM6:30ころに到着するように予定しましょう.出発があまりに早朝するぎると、自分の体力との相談も必要になります.安全を優先し、頑張れる範囲で早起きして出発しましょう.『区切り打ち』をした場合も同じことが言えます.

朝一番のお参りのお寺さん入りはAM6:30が基本

その日お参りするお寺さん入り時間はAM6:30が鉄則です.効率がいいのはAM6:30にお寺さん入りし、一通りお参りを済ませてAM7:00に納経を受けるという流れです.鐘を突くなどは控えるべきだと思いますが、静かにお参りする分には問題ないかと思います.たった30分かと思われるかもしれませんが、納経時間が終わるPM5:00近くになるにつれ、この30分の大事さが分かってくるかと思います.

24番最御崎寺

23番薬王寺から24番最御崎寺までは80km.2時間弱の道のりです.納経できるAM7:00~PM5:00の大事な時間帯に、2時間の浪費は大きな痛手になります.紹介している『お遍路モデルコース』ですと、24番最御崎寺が三日目の初日になります.2時間を短縮するため、2日目は何とか23番までのお参りを済ませ、PM5:00以降に24番最御崎寺近くまで移動できることが理想です.室戸岬周辺の宿で美味しいものを頂き、ゆっくり休んで朝一番の朝食を頂いて、最御崎寺出発といのが理想的なスケジュールです.

38番金剛福寺

お参りする札所間で一番辛い移動は37岩本寺~39金剛福寺になります.

37岩本寺お遍路マップアイコン0880-22-0376次の札所まで 95km 120分
38金剛福寺お遍路マップアイコン0880-88-0038次の札所まで 74km 130分
39延光寺お遍路マップアイコン0880-66-0225次の札所まで 30km 40分

38番金剛福寺はまさに、陸の孤島と認定される札所です.ここはお参りしなくても人生に1度は訪れたほうがいいと思うくらい、景色もいいし、食べ物も美味しいお勧めの観光地になります.観光地が故、安く宿泊できるビジネスホテルなどがないので前後の調整が重要になります.
※足摺岬へ半島の真ん中を通る『足摺スカイライン』を必ず利用しましょう.
宿泊するならマサバのお刺身を食べられる宿がお勧めです.(サバは寒い時期がお勧め)
アナゴのから揚げなども名物ですが、サバのお刺身を食べたことがある方は少ないのではないでしょうか?九州ではゴマサバのお刺身などがありますが、マサバのお刺身を味える機会は少ないと思います.数時間前に絞めた『マサバのお刺身』を味わえる宿があります.ご存知の方も多いと思いますが、牛肉、マグロや鯛、ブリなどは熟成したほうが旨味が増し、新鮮すぎると美味しくありません.テレビでよくやってる『新鮮だから美味しい』はウソですよね.サバのお刺身も寝かしたほうが美味しいという説もありすが、怖いですよね.新鮮な魚はプリプリなのですが、究極のプリプリを味わえるのがここの『清水サバ』です.資金の余裕があるお遍路さんは新鮮なマサバのお刺身を食することをお勧めします.

60番横峰寺

60番横峰寺はポツンと一軒家的な離れた場所にあるので、59番→61番→62番→63番→64番と回り、朝一番で60番横峰寺にお参りすることをお勧めします.いずれにしても61番~64番までは密集していますのでリカバリーはしやすい配置になっています.とにかく、前後の予定が想定通りいかなくても、60番横峰寺は朝一番のお参りが効率的です.