2024年に納経料金の値上げと納経時間の短縮という令和6年の四国お遍路大改革という出来事がありました.費用面だけでなく、88ケ所をお参りするスケジュールにかかわる変更となっています.
| 項目 | 改定前 〜2024/3/31 | 改定後 2024/4/1〜 |
|---|---|---|
| 納経料(1ヶ寺) | 300円 | 500円 |
| 重ね印 | 300円 | 300円(据え置き) |
| 納経 受付開始 | AM7:00 | AM8:00(1時間短縮) |
| 納経 受付終了 | PM5:00 | PM5:00(変更なし) |
| 対象 | 四国八十八ヶ所 全札所/実施日 2024年4月1日 | |
納経料金の値上げ
納経料は、2024年3月31日まで300円だったものが、4月1日から500円に.重ね印(納経帳の2回目以降)は300円のまま据え置き.納経の受付時間は、AM7:00〜PM5:00だったものが、AM8:00〜PM5:00へ(朝が1時間短縮、終了時刻は変更なし).実施日は2024年4月1日、対象は四国八十八ヶ所すべての札所となっています.
一部の札所、12番札所 焼山寺などで先行して値上げがあったのですが、今回は四国お遍路88ケ所の全ての札所での料金改定になります.品目により100〜200円の値上げの価格改定がありました.
値上げされる納経料
実際いくら増える?
1巡(88ヶ所)を納経帳の新規でそろえた場合、改定前は1ヶ寺300円×88ヶ所=26,400円でした.改定後は500円×88ヶ所=44,000円.差額は17,600円のアップです(焼山寺のみ先行値上げ済みだったため、厳密には改定前の合計は26,600円で、その場合の差額は17,400円).お遍路のコスト目安として紹介している最安「節約コース」と比べると、おおよそ2割増しのインパクトになります.重ね印(300円据え置き)派は影響が小さい一方、毎回納経帳を新調する人ほど負担増が大きくなります.
| 納経料 値上げ | 3月31日まで | 値上げ後 |
|---|---|---|
| 納経帳 | 300円 | 500円 |
| 掛け軸 | 500円 | 700円 |
| 白衣 | 200円 | 300円 |
据え置かれる納経料
納経帳の重ね印だけは料金300円の据え置きです.私のような毎回、納経帳を新調するようなお遍路さんはコストアップすることになります.
| 納経料 | 3月31日まで | 値上げ後 |
|---|---|---|
| 納経帳(重ね印) | 300円 | 300円 |
88ケ所分の値上げ分のコストを計算
| 納経料88ケ分 | 3月31日まで | 値上げ後 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 納経帳 | 26,400円 | 44,000円 | 17,600円 |
| 掛け軸 | 44,000円 | 61,600円 | 17,600円 |
| 白衣 | 17,600円 | 26,400円 | 8,800円 |
お遍路のコストで紹介している目安の費用、最安値の節安コースのコストから比較すると、20%UPという比率になる大幅UPになります.
納経時間の短縮
変更後:AM8:00~PM5:00
確かに、住職さんは朝のお勤めもありますし、食事をするなどの生活もあります.朝1番のAM7:00から納経をお願いするのは恐縮と感謝しかありませんでした.
しかし、納経料金の改定以上に、こちらの納経時間短縮のほうがお遍路さん的には影響が大きいかもしれません.
『時は金なり』と申しますか、この朝の1時間の納経時間短縮はお金に代えがたいものがあります.
例えば、車でのお遍路さんを想定した車お遍路さんモデルコースは納経時間を1日10時間あることを想定した旅になっています.遠方からお参りするお遍路さんにとっては死活問題です.8日間で1日1時間短縮されると8時間になり、ほぼ1日分のお参りと移動時間になります.
次回のお遍路さんは4巡目の1番さんからになりますので、旅のスケジュールをシミュレーションし直して改めてレポートします.
朝1時間の短縮、どう乗り切る?
これまで車お遍路のモデルコースは、AM7:00〜PM5:00の「納経10時間」を前提に組んでいました.開始がAM8:00になったことで、1日あたり1時間、8日間で合計8時間=ほぼ1日分のお参り・移動が削られる計算になります.
対策
①「朝イチの一番遠い札所を前日のうちにお参りしておく」など区切りの組み替え
②「重ね印中心にして納経所での滞在時間を短縮」する
一方で、前向きな変化もあります.これまで朝食はAM6:30開始が最速で、納経7時開始に間に合わせるには素泊まり+朝食抜きが定番でした.8時開始なら、宿のバイキング朝食をゆっくり食べてから出発できます.これからは朝食のクオリティで宿を選ぶ楽しみも増えましたということです.
なぜ値上げ・短縮された?
コロナ禍で巡礼者が減ったことが背景にあり、納経料の改定と受付時間の短縮が同時に行われたとのことです.納経料の改定は約30年ぶりだそうで、住職は朝のお勤めや日々の生活もあり、AM7:00からの対応は負担が大きかったため、開始を1時間遅らせる判断につながったとみられています.



コメント
[…] ンピックの年)の実際の車お遍路さんモデルコースを紹介. 令和6年(2024年)の四国お遍路さん大改革に対応したモデルコースになります. また、納経時間の短縮による影響を考慮し […]
[…] 令和6年(2024年)の四国お遍路大改革以降、納経時間が8:00からになりましたので、少し変則のお遍路さんで巡りました.時間に余裕があるので66番雲辺寺はロープウェイを利用せず、自 […]
[…] ※2024年4月1日からは四国お遍路88ケ所全ての札所で値上があります! […]
[…] 2024年4月から納経料が値上げされました.さらに納経時間を1時間遅らせるという納経時間の短縮というのがありました.これからのお遍路さんに何か影響があるのでしょうか? […]
[…] 子さんと添乗員さんが対応してくれます. 納経帳、笈慴(おいずる)、掛け軸の費用を事前に預けておくシステムになっています. ※令和6年 2024年以降は納経料金が変更になっています […]
[…] 時間を早めたいというのがあり、朝食付きで宿泊することが少なかったのですが、AM8:00開始になってからは朝食付きにすることが多くなりました. 宿泊費も安かったのですが、朝食のコ […]
[…] 発時間の関係で朝食付きのプランを選びにくかったのですが、AM8:00に変更になった『令和6年の大改革』以降は選択肢が広がりました.朝食を楽しんでからお参りに出発できるようになり […]
[…] 四国お遍路令和の大改革などもあり、納経料金の値上がりだけでなく、交通費、ガソリン、食事、宿泊料金など、お遍路さんの旅にかかる全てのコストが値上がりしています.2巡目、 […]
[…] ところが、四国お遍路2024年(令和6年)の大改革以降 納経料が300円から500円に値上げされています. […]
[…] 四国お遍路の大改革 2024年(令和6年)に納経料が値上げされています. […]
[…] 2024年4月の改革で納経料は500円に値上げされましたが、重ね印(2回目以降)は300円で据え置きです.納経帳を毎回 新調せず重ね印を使えば、1ヶ寺あたり200円・88ヶ所で最大17,600円の差に […]