白衣(びゃくい)と笈摺(おいずる)の違い

お遍路さんのユニフォームに同じような白衣(びゃくい)と笈摺(おいずる)という着物(法衣)がありますが、違いは何なのでしょうか?
| 白衣(びゃくい) | 笈摺(おいずる) | |
|---|---|---|
| 役割 | お遍路のユニフォーム(着て巡る) | 朱印用(着ない・朱印を集める) |
| 袖 | 袖あり・袖なし両方 | 袖あり(朱印スペースのため) |
| 印字 | なし(無地) | 札所番号・寺院名・御詠歌が印字済み |
| 由来 | 巡礼の白装束 | 本来は死装束(旅立ちの衣) |
| 使い方 | Tシャツの上から羽織る | 畳んで保管・朱印を集める |
白衣(びゃくい)
白衣(びゃくい)は袖のあるもの、笈摺(おいずる)は袖のないベストのような法被という説明が多いようですが、実際は袖あり、袖なしの両方の白衣があります.
男女の違いなどはありませんが、女性は袖あり、男性は袖なしを選択される方が多いです.お遍路さんのユニフォーム的に利用するのは『白衣(びゃくい)』のほうになります.

お遍路さんのユニフォーム的に利用するのは『白衣(びゃくい)』のほうです
夏場は汗で汚れますので、季節のいい春と秋にTシャツの上から羽織るといいです.
笈摺(おいずる)
笈摺(おいずる)は、主に朱印を集めるために用いる白衣です。ただ、その成り立ちには、お遍路の深い世界観が関わっているといわれています.
実は四国遍路は、その昔「いつ命を落としてもおかしくない、死と隣り合わせの修行の旅」でした.ですのでお遍路さんは、いつ行き倒れても弔ってもらえるように、あらかじめ、死装束(しにしょうぞく)をまとって旅をしたといわれています.白い装束も、棺に納める白衣に由来しています.『同行二人』常に弘法大師様がそばにいてくださる、という心の支えも、そんな厳しい旅だったからこそ生まれた言葉なのかと思います.
▶同行二人とは
笈摺は、その死装束の流れをくむ衣装になります.亡くなった方が棺に入る際にまとう白衣と同じ意味を持つため、絶対にダメというわけではありませんが、お遍路のユニフォームとして羽織ってお参りするには適していません.お遍路のお参りには「白衣(びゃくい)」を、朱印を集めるには「笈摺」を、と使い分けるのがおすすめです.

『笈摺(おいずる)』は亡くなってから着るユニフォームです
袖のないベストのような法被という説明が多いですが、四国88ケ所用の笈摺(おいずる)は袖があるものが多いです.四国お遍路88ケ寺の御朱印を捺す必要がありますので、袖がないとスペースが足りないという理由です.
笈摺(おいずる)は朱印が捺しやすいように、各札所の番号、寺院名、御詠歌が予め印字されています。また、笈摺(おいずる)は朱印が写って汚れないよう、笈摺専用の畳み方があります.





コメント
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