60番の横峰寺まで平野林道のバイクの通行料は500円
車お遍路、四国八十八ケ寺の中で最大の難関となる60番横峯寺.これまで、湯浪休憩所から歩いて無料で登頂する方法や、参拝バスを利用するなどの方法を紹介しました.今回は『バイクで登頂』した体験談を紹介します.
バイクの登頂はコストメリットあり
60番横峰寺に続く平野林道の通行料のおさらい
平野林道とは、四国お遍路60番横峯寺に続くいしづち森林組合が管理している一般有料道路になります.人それぞれの感覚があるかと思いますが、普通乗用車1台2000円という、比較的高額な通行料金を必要とする区間となります.
軽自動車:1600円
軽トラック:800円
二輪車:500円
バイクで平野林道を走ると
二輪免許取得から2年、バイク歴1年半の素人おじさんの感想です.
登り
片道が6kmの登りになる15分ほどの道のりとなる平野林道.途中の道のりは道幅も狭く、勾配のきつい、いくつもの急カーブがある林道になります.登りはガードレールもない崖側を走ることが多く、バイクで倒れると谷底に落ちるという最悪のケースに陥るポイントもたくさんあります.常に先の先を見ながら予測して走る必要があります.
車との違いで感じたことは、車の場合は山側であればバンパーやボディーを擦るだけ、崖側も脱輪するぐらいまでで命の危険まではないかっと思います.ただし、一方、バイクの場合は、転倒による骨折や、最悪、谷底で落ちると命の危険すらありえます.元々、アスファルトで舗装されているのは車の1台分程度ですので、車とバイクが対向する場合、バイク側は砂利や落ち葉がある路面を走ることになり、スリップの恐怖感は常にあります.
最大の恐怖は急なヘアピンカーブの通過です.事前にミラーで確認してからカーブに侵入しますが、見落としや対向車が強引に侵入してくるとカーブの途中でかち合う可能性があります.ただでさえバイク初心者はUターンするレベルのカーブは苦手で、カーブを曲がるだけで必死にアクセルワークをします.そんなバイクが傾いている態勢で回避エリアのない急カーブで対向車と出会った場合にできることは限られています.そんなことが起きないことを願いながら登るのがバイクの平野林道です.
下り
あくまで登と比べてですが、下りは比較的先の見通しが良く、急カーブに入ってくる車両の確認ができます.カーブに入る直前にあるミラーを駆使することで対向する車両の予測ができます.事前に車両さえ確認できていれば、カーブに入る前にやり過ごすことができますので、安全に対向できます.
60番横峰寺 バイクお遍路のまとめ
四国お遍路令和の大改革などもあり、納経料金の値上がりだけでなく、交通費、ガソリン、食事、宿泊料金など、お遍路さんの旅にかかる全てのコストが値上がりしています.2巡目、3巡目・・・5巡目と、回数が増えるごとにコストアップしているのが現状で、少しでもコストダウンする方法はないかの検証のためのバイクお遍路さんになります.
デメリット:特にバイクに慣れてライダーは狭くて急カーブも多く転倒もありうる危険な林道です
コメント
[…] ・バイクで登頂すれば平野林道の通行料は500円です ・湯浪休憩所から歩いて参拝すれば無料で登頂可能です […]