車お遍路 初心者が失敗しやすいこをとまとめてみました
初心者お遍路さんの失敗しやすいこと、まさに、自分がやらかしたことを忘れないうちにまとめておきます.これからお参りするお遍路さんにお役立てればと思います.
失敗① ガソリンスタンドない問題
四国の山の中は,ガソリンスタンドの多くが廃業しています.地方の悲しい実情ですが、パチンコ屋さんとガソリンスタンドの廃業率はえげつないものがあります.特に高知県の山岳エリアは要注意で、ガソリンスタンド間が数十キロは当たり前、あったとしても価格の提示がない、言い値の『時価』のスタンドになります.
『まだ半分あるし大丈夫』という感覚で走っていると,山の連続でどんどん消費されます.
対策
ガソリン残量が半分を切ったらスタンドを探し値段を気にせずすぐ給油,というルールを徹底しましょう.小まめに給油するほど給油単価は平準化されますので精神衛生的にも優しくなります.
失敗② 現金が足りなくなる
「電子マネーの時代やのに,まさかそんなに現金使う?」と思っているあなた,それがまさに初心者お遍路さんの落とし穴です.
車お遍路さんが現金を使う場面を並べると…
- 納経料(2024年4月から値上げ.88ヶ所+奥の院など合計すると相当な額になります)
- お寺の駐車場代(100〜300円が多いですが,バカになりません)
- 有料道路の通行料(60番 横峰寺の平野林道は2,000円!)
- ロープウェイ代(66番 雲辺寺は往復2,200円)
- お賽銭
- 現金のみの食事代・コインランドリーなど
山の中のお寺エリアにはATMどころかコンビニすらない区間もあります.気づいたら財布の中が千円札1枚…なんてことになると,せっかくのお参りが台無しです.
対策
2024年(令和6年)の大改革の納経料金の値上げ以降は、山谷袋(さんやぶくろ)「残り10,000円を切ったら補充する」. 出発前に多めに現金を引き出しておき,各県の都市部を通過するタイミングでATMを利用するクセをつけましょう.
失敗③ 納経時間に間に合わない
当たり前のことなのですが、お遍路さんで納経(御朱印)を頂くためには,各札所の納経所が開いている時間内に行く必要があります.
これがけっこうシビアになりまして、1日に10ヶ寺以上まわるスケジュールを組んでいると、最後のお寺が17時を過ぎてしまうことがあります.しかも山の中のお寺は移動時間が読みにくく、思った以上に時間がかかることがあります.
また,昼食・トイレ・道の渋滞・駐車場探し、道に迷う・・・どんどん時間がなくなります.
対策
各札所間の移動時間まとめ
車お遍路工程表作成
を参考に,余裕をもったスケジュールを作りましょう.出発前にカーナビへまとめて行き先を入力しておくと,1ヶ所あたり数分の短縮になり,1日30分以上変わってきます.
失敗④ 納経帳・御朱印帳を忘れる
何を言ってるの?実は、ありえなくはないんです.
特に車やバイクのお遍路さんのあるあるになります.お遍路さんの記録となる一番大切なアイテム,それが納経帳です.これを車に忘れてきたり,宿に置き忘れたりするケースが初心者お遍路さんには意外と多いです.また,複数人で巡礼している場合,誰かの納経帳を誰かのカバンに入れてしまって混乱するケースもあるようですよ.
一番の恐ろしい車お遍路さんの最悪の事態はロープウェイ系の『太龍寺(21番)』『雲辺寺(66番)』『八栗寺(85番)』です.さらに車から遠い、『弥谷寺(71番)』『岩屋寺(45番)』『横峰寺(60番)』なども納経帳の車に忘れは絶望的な気持ちになります.
対策
納経帳・白衣・輪袈裟は毎朝出発前に「手元にあるか」を確認するルーティンを作りましょう.納経所では「納経帳をお願いします」と声に出して渡すと,間違いが防げます.
失敗⑤ 1日のお参り数を欲張りすぎる
「車なんだから,1日20ヶ寺くらいいけるやろ!」…残念ながら,そんなに甘くないのが四国お遍路さんです.車お遍路でも,各札所での時間は意外とかかります.
- 駐車場から本堂・大師堂まで歩く時間(山岳系は往復30分以上の場合も)
- 本堂・大師堂でのお参り時間(読経するなら10〜20分は最低かかります)
- 納経所での待ち時間(混雑時は行列になることも)
- 車社会の四国の各4県の平日の市内の早朝は都心並みの渋滞
欲張って詰め込んだ結果,最後のほうは「走るように参拝」になってしまい,疲れてお参りもおろそかになる…という末路をたどる初心者さんは多いです.
対策
を参考に,1日あたりのお参りする札所の数を現実的に設定してください.初心者さんなら1日8〜10ヶ寺の無理のないペースでお参りしましょう.
失敗⑥ お参りの作法をすっ飛ばす
「お寺に着いたら,とりあえず御朱印もらえばOK?」…それはお参りではなく,スタンプラリーになってしまいます.
お遍路のお参りには決まった作法があります.山門で一礼,手水で清め,ろうそく・線香を立て,本堂・大師堂でお経を唱えてから,最後に納経所で御朱印をいただく,というのが基本の流れになっています.
初心者さんがやりがちなのが「納経所に直行して御朱印だけもらって終わり」というパターンです.これだとお参りとは言えません.他のお遍路さんの目にも,少し残念なお参り姿に映ってしまいます.
対策
お遍路参拝 お作法のページを必ず出発前に読んでおきましょう.覚えるのはそれほど難しくありません.
失敗⑦ お遍路グッズを買いすぎる・買い間違える
1番 霊山寺の門前に着くと,お遍路グッズを売るお店が並んでいます.「全部必要かな?」とフル装備を買いそろえると,余計な出費と荷物になることがあります.
特に注意したいのが菅笠(すげがさ)と金剛杖です.>>購入する前に考えたほうがいいお遍路グッズベスト5.車お遍路さんの場合,菅笠は境内では役立ちますが,車内でかなりスペースを取ります.金剛杖は車内の邪魔になるうえ,帰宅後の保管にも困ります.
また,「白衣(びゃくい)」と「笈摺(おいずる)」を混同して,必要ではないほうを買ってしまうケースもあります.
対策
最低限必要なもの(納経帳・輪袈裟・数珠)だけまず揃えて,「あったほうがいいもの」は一度考えてから購入を.お遍路 御仕度ガイドを参考にしてください.
まとめ:知っておくだけで旅が変わる
いかがでしたか?失敗を並べてみると,どれも「事前に知っていれば防げた」ものばかりです.
初めての車お遍路さんは,緊張と期待でいっぱいだと思います.でも,これらをを頭に入れておくだけで,かなりスムーズにお遍路さんの旅が進みます.
失敗も含めてお遍路の醍醐味…ではありますが,防げる失敗は防ぎ,気持ちよく88ヶ寺をまわってきてください.それでは行ってらっしゃい!!!



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