数珠の種類

お遍路さんの必須アイテム『数珠』

お遍路さんのお参りで必要になる必須アイテムの『数珠』について勉強したいと思います.
お遍路さんの数珠

男性用、女性用で選ぶ

数珠の男女兼用というのはありません.玉の大きさの目安があり、男性用は10mm以上で、女性用は玉が8mm以上ということになっています. また、数珠の貸し借りはしないのが一般的なマナーですので、数珠は自分専用のものが必要になります.

略式数珠(片手念珠)と 本式数珠(宗派別念珠)で選ぶ

数珠には大別して、略式数珠(片手念珠)と 本式数珠(宗派別念珠)があります.
略式数珠(片手念珠)とは宗派に関係なく使える数珠で、本式数珠(宗派別念珠)は宗派ごとに決められたものになります.おそらくお葬式や法事で利用している数珠のほとどは略式数珠(片手念珠)かと思います.

略式数珠(片手念珠)

就職や結婚など、人生の区切りのタイミングで1本あると便利ですね.宗派に関係なく略式数珠(片手念珠)は利用できるので緊急用に家庭だけでなく、職場などに準備しておくと安心です.

お遍路さんの数珠

本式数珠(宗派別念珠)

宗派により数珠の仕立ては持ち方が違います.四国お遍路は真言宗の開祖である弘法大師ゆかりの札所をまわる旅ですが、宗派にとらわれずお参りすることができます.
真言宗の数珠は主玉(おもだま)108個、親玉が2個、四天玉(してんだま)が4個に、浄名玉(じょうみょうだま)が1個、弟子玉(でしだま)が20個、露玉が4個に梵天房が4個ついているものが正式なものになります.
数珠は長いので二重にして使用する形状となっており、振分(ふりわけ)数珠とも呼ばれることもあります.
お遍路さんの数珠

本式数珠の種類

日蓮宗

玉の材質や色など

数珠に絶対はないので、素材や色は気に入ったもので大乗です.

木製

房の形の種類