逆打ちモデルコース
四国お遍路さん4年に1度ある『逆打ち』の年(うるう年、オリンピックの年)車お遍路さんモデルコースを紹介します.
令和6年(2024年)の四国お遍路さん大改革に対応した、納経時間の短縮による影響を考慮したスケジュールとなっています.
管理人が実際に車で巡った車お遍路逆打ちの旅のコースを参考にして頂ければと思います.
四国お遍路令和の改革後の納経時間が短縮した8時スタートを前提としたモデルコースとなっています.その日の1番にお参りするお寺さんにAM7:30過ぎに到着、朝一番の本堂と大師堂をゆっくお参りし、AM8:00に納経所で納経を頂くというスケジュールです.
逆打ちモデルコース1日目
88番大窪寺~76番金倉寺の15札所を目標
余裕のあるスケジュールではありませんが、最悪、予定通りにお参りできなくても2日目で調整可能ですので、慌てずに安全運転を心がけましょう.
時間がかかる可能性のあるポイントは
・85番八栗寺のケーブルカーの乗り継ぎ
・84番屋島寺はハイシーズンになると渋滞することがあります
この日の最終のお寺さん、76番金倉寺に到着したのが16:45ころでした.
昼食の時間を調整するこで時間の余裕を作れます.
88番大窪寺の山門
昼食
お昼は手打ちうどん『ますや』でうどんを頂くというのはいかがでしょうか.
84番屋島寺から83番一宮寺に移動する途中あたりが11:30前後になるのでちょうどいい場所にあります.
うどんの量は 特大(3玉)、大(2玉)、小(1玉)とあります.
写真は大の2玉.毎回、頼んだ後に量が多くてびっくりしてしまいます.
宿泊
予定通りにお参りできれば坂出市のホテルや旅館が便利です.
今回で2度目の利用になる坂出プラザホテルを利用.
周辺のホテルの中ではコスパ最強のような気がします.お部屋も改装したばかりで綺麗です.
朝食のパン、ヨーグルト、コーヒー、ピッツァ、うどん・・・
種類が多いわけではないですが、一品一品のクオリティーが高いです.
逆打ちモデルコース2日目
75番善通寺~64番前神寺を目標
善通寺は弘法大師の生まれた地で、高野山の金剛峯寺、京都の東寺と並ぶ弘法大師ゆかりの三大霊跡の1つになります.さすが真言宗善通寺派の総本山、境内も広く見どころもたくさんあります.時間をかけてゆっくりお参りしたいですね.
65番三角寺と64番前神寺の間の距離がありますので、この日はなんとか65番三角寺のお参りまでは済ませたいところです.宿泊先を次の64番前神寺近くの西条市に設定しています.攻略できないと3日目に65番三角寺まで戻ることになりますので大きな時間的なロスが発生します.15:30ころに65番三角寺をお出発できた場合、距離はあるのですが途中高速道路を利用できますので次の64番前神寺のお参りを目指してもいいかと思います.
75番善通寺の大師堂
昼食
朝食を食べ過ぎたため、軽食をコンビニで済ませました.
観音寺市の気になる食事処を事前に調べておくといいです.
宿泊
西条周辺のホテルか旅館がお勧めです.西条市は大手企業の工業地帯となっているため、シティーホテルからビジネスホテルまで予算に合わせた宿を選択できます.
最近よく利用するのがスーパーホテル.チェックアウトの手間がないので、直食をさっと食べてすぐにお参りに出かけられるというのが気に入っています.
ウェルカムドリンクの中にお酒があるという珍しいホテルです.ビール以外の主なお酒がほとんどある感じです.
伊予西条のスパーホテルの近くは、歩ける範囲にくるくる寿司、焼き肉、台湾料理、居酒屋さん・・・リーズナブルなお店が近くにたくさんあります.
逆打ちモデルコース3日目
63番吉祥寺~48番西林寺の16札所をお参り
今回は60番横峰寺を後回しにするなどの変則打ちをすることなく、純粋に順番通りの逆打ちをしてみました.逆打ち3日目は63番吉祥寺からスタートになります.61番香園寺までのお寺さんは密集していますのでテンポよくお参りできます.この区切りお遍路のヤマ場は車お遍路最難関の60番横峰寺のお参りになります.運転が苦手なお遍路さんはバスを利用しましょう.一人お車遍路さんの場合はバスのほうが安くなります.
昼食
四国でお蕎麦?と思われるかもしれませんが 信州そば 久保田 が面白いです.大盛りで有名なお店なので、お腹一杯お蕎麦を食べたい人にお勧めです.
宿泊
少し戻るルートになるのですが、やはり道後温泉の旅館がいいですね.道後温泉本館の工事も完了しました.道後館や大和屋本店などはリーズナブルな価格で宿泊できるシーズンもあるのでお勧めです.
たまには番頭さんや仲居さんがお出迎えしてくれる旅館もいいですよね
逆打ちモデルコース4日目
47番~41番を目標
車お遍路さんでも体力的な最大の難所、20分ほど坂と階段を登り続ける45番岩屋寺がある区間になります.翌日以降の筋肉痛は覚悟、少なくとも足を伸ばしてゆっくり入れるお風呂がある宿で休みたいです.筋肉痛は筋肉痛になる前にマッサージを受けれると楽になるらしいですよ.
この日は比較的余裕のあるスケジュールになります.お遍路中の禁止事項、の1つ『橋の上では杖を突いてはいけない』の由来となる十夜ヶ橋(四国別格二十霊場の1つ)を経由してはいかがでしょうか.
45番岩屋寺の山登りはほんとたいへんです 登山ですので心して登りましょう
昼食
四国別格二十霊場の1つ十夜ヶ橋を経由すると、近くに十夜ヶ橋食堂があります.
ローカル食堂の地元の味を堪能するというのはいかがでしょうか.
宿泊
宇和島で宿泊というのはいかがでしょうか.周辺にお寺さんがあるわけではないのですが、41番龍光寺と40番観自在寺の間に位置します.鯛めしは二種類あるのですが、本場の『宇和島たいめし』を楽しんでみるといのはいかがでしょうか.
逆打ちモデルコース5日目
40番~35番を目標
四国の陸の孤島と言っていいでしょう.四国の最南端、足摺岬にある38番金剛福寺がある区間になります.関東圏、関西圏・・・どの地域からもアクセスが悪く、『なんとか金剛福寺に楽に行く方法はないか』は困っているお遍路さんも多いよで人気の記事の1つになっています.
また、距離は短いですが、四国車お遍路難所の1つ、35番清瀧寺のお参りの運転が待ち受けています.運転に自信がない人はタクシーを利用してお参りする方法もあります.
陸の孤島38番金剛福寺
昼食
土佐清水サバ
一本釣りをした新鮮な清水サバが有名です.毎日食べられるわけではないですが、足摺黒潮市場をのぞいてみて下さい.運が良ければコリコリの新鮮なサバのお刺身を食べられます.サバのお刺身自体を食べる機会も少ないと思いますが、活けサバを食べる直後に締めてコリコリ食感を味わうのが土佐の清水サバです.臭みなどは一切なく、サバ本来の味と独特の食感を味わうことができます.
四万十のうなぎ
一生に一度は食べてみたい天然うなぎ.はい、また食べれていません.もう少し頑張ってご褒美として近いうちに食べてみたいと思っています.
『四万十屋』のうなぎ 資金に余裕のある方は天然うなぎに挑戦
宿泊
お参りのスケジュール的にベストな宿は『三陽荘』なのですが、土佐市内の旅館がお勧めです.
カツオのたたきが有名ですが、ウツボの唐揚げなども美味しいです.
逆打ちモデルコース6日目
34番~23番を目標
移動距離、運転時間の長い区間になります.街中を通る渋滞するポイントもあるので、他区間より神経を使う区間になります.小まめに休憩を入れるよう心がけましょう.逆打ち高知最後の札所となる24番最御崎寺までのお参りを消化したいです.間に合えば23番をお参りしたいですが、24番と23番の80km、約100分の運転区間をこの日のうちに移動しておきたいです.
24番最御崎寺のすぐ近くにある室戸岬の灯台
昼食
安芸しらす食堂 本店で美味しいしらすはいかがですか.個人的には釜揚げしらすのほうが好きですが、なかなか食べる機会がない生しらす丼にチャレンジしてみるのもいいかと思いますよ.
宿泊
順打ちの場合は24番近くの宿泊をお勧めしますが、逆打ちの場合は23番近くの宿を予約したいです.選択肢が少ないので連休やシーズン中は早めの予約が必要です.
管理人はいつも予約合戦に敗れ、道の駅 日和佐での車中泊になってしまっています.お風呂は目の前にある薬王寺温泉を利用できます.
逆打ちモデルコース7日目
23番~12番を目標
最後の2日間は四国車お遍路さんで唯一マイペースでお参りできる区間になります.ただし、車お遍路難所の中で3本の指に入る1つ、12番焼山寺のお参りが待っています.60番横峰寺の『平野林道』に続く2番目に危険な区間が続く距離がある時間のかかる区間になります.
残りの札所を2日間でお参りできればいいので観光をしながらゆっくりお参りできる逆打ちモデルコースになります.
22番平等寺山門から大師堂のお大師様まで伸びる帯
昼食
街中の幹線道路沿いを移動しますので、選択肢はたくさんあります.少し遠回りになっても調整可能な区間なので好みのモノを選んで昼食を楽しみましょう.
宿泊
残りの札所は密集していますので、徳島市内の宿泊先がお勧めです.
逆打ちモデルコース8日目
11番~1番で逆打ち結願
当たり前なのですが、四国は車社会になりますので、朝一番のAM8:00に札所に向かうお参りは
通勤の時間帯と重なります.他府県ナンバーだと多少は多めに見てもらえるかもしれませんが、特に平日は無理な車線変更や急に曲がったりすることがないようにしましょう.
昼食
ちょいちょいでてくる『うどん亭八播』の洗脳というのがありまして、8番さん前後の駐車場や参道、椅子などに『うどん亭八播』の看板がでてきます.ものすごくお勧めするお店ではないのですが、一度は行ってみてもいいかと思います.
宿泊
余裕があれば鳴門に宿泊し、新鮮な魚介類を食べてゆっくり1泊してから帰路に就くというのはいかがでしょうか.秋はスダチを味わうためだけでも価値がありますよね.
コメント
[…] >逆打ちのモデルコースはこちら […]
[…] >逆打ちのモデルコースはこちら […]