神戸と高松を繋ぐジャンボフェリーのお作法
夜中の出発便の予約について
予約サイトにも注意書きがありますが、AM1:00の便は前日の25:00の予約ではなく、当日のAM1:00の日付で予約します.ややこしい説明がありますが、とにかくAM1:00の時点の日付の予約をすればOKです.
QRコードが大事
Net予約をし、支払い処理を済ませるとQRコードが表示されます.もちろん、再表示は可能なのですが、分かりづらい場所にリンク先があります.QRコードが表示されたタイミングでスクリーンショットを撮影しておくことをお勧めします.特に窓口行くわけではなく、車やバイクの乗り物の待機場所でQRのコードを読み取ってもらうことでチェックインが完了します.
並ぶ場所について
人だけの乗船者と乗り物と一緒に乗船する場合は入船方法が違います.人だけの乗船者は神戸も高松も乗船用桟橋の出入り口から並ぶようになっています.椅子が準備されていますので、自由席争奪戦のため入船を早めたい人は早めに並んでおくことをお勧めします.
一方、車やバイクと一緒に乗船する場合は呼び出しがあるまで待合室で待機することになります.人だけの乗船者と一緒に並んでいても意味はないので、呼び出しの放送があるまでゆっくりしておきましょう.特にバイクは全台同時に乗船しますので、早く並んで待機しておく意味はほとんどありません.
神戸から高松に向かう便について
ジャンボフェリーの神戸側の乗り場は普段、近くを通っているドライバーほど迷う場所にあります.大阪方面からポートアイランドに渡れる高架道路に入ると行き過ぎてしまいます.つるやゴルフの練習場に差し掛かる高架は登らず、下道を進む必要があります.普段は通り過ぎる高架下の道というのと、なんとなく暗く、神戸税関などの建物があり物々しい雰囲気なのですがそのまま進みます.
詰所があり、このまま入っていいの?と思っていると係員さんが近づいてきます.行先を聞かれますので『高松』と答えると”高松”行きの札をサイドミラーに掛けられます.
バイクの待機場所
車の列の横に2列に綺麗に整列して並べて待機するようになっています.
出船の1時間前でこれくらい並んでいます.
待合室
乗り物なしの乗船者は入場デッキを先頭に並ぶようになっています.車とバイクの人は呼び出しがあるまでソファーでゆっくり待機します.繰り返しになりますが、並んでも意味がないので放送があるまで待合室でゆっくりしておきましょう.
乗り物の乗船について
神戸から高松行きはトラックや貨物が多いようです.商用の荷物が乗船してから一般の車やバイクは最後になります.ただ、人だけの乗船者と乗船のタイミングはほぼ同じようで、自由席の争奪戦に極端に不利になることもありません.
バイクはスタンドを掛けたら後は船員さんが固定してくれます.特にハンドルロックや1速に入れる指示はありません.
船の設備
ジャンボフェリーは2船あり、1990年に就航した『りつりん2』と新しい『あおい』で営業しています.神戸から夜中に出発する便は『りつりん2』になります.就航と同時期にバブルが崩壊していますが、バブル中に設計されていますので豪華な作りになっています.内装のデザインはまさしくバブルの申し子といっていいでしょう.
のびのび席(500円/繁忙期1000円)の予約は必要か?
混雑状況によるといえばそれまでなのですが、それなに混雑する時期と思われるゴールデンウイーク中に2回ほど乗船した印象ですと、神戸→高松はどこかしらで仮眠できるスペースを確保できます.自由席のスペース以外にもフラットな休憩スペースがいくつかありますので、なんとかなります.
こちらの写真はのびのび席ですが、この日は私ともう2組ほどしか利用していませんでした.
特別室のエリアに入るためにはのびのび席以上を予約している乗船者に限ります.
高松―神戸(AM1:00)
港の場所
比較的分かりやすいアーチ形の看板があるので入り口はすぐに分かりますす.
神戸→高松に向かう際のような行先の札を掛けるシステムはありません.
バイクの待機場所
縦に縦列駐車する神戸と違い、赤い看板前を先頭に左に横方向に並べていくようになっています.
待合室
神戸と比べるとかなり質素なスペースとなっています.席数も少なく、建物もファーニチャーも年季が入っています.
乗り物の乗船について
この位置がバイクの定位置か分かりませんが、あきらかに乗用車の後にバイクが入船しているようです.こうなると自由席の争奪戦は完全にOUTです.後にも説明しますが、高松→神戸AM1:00『あおい』便でどうしてもゆっくり休みたい場合は有料スペースを確保したほうがよさそうです.
追加料金の席の予約は必要か
神戸→高松の『りつりん2』では必要ないと言いましたが、夜中に出船する『あおい』に乗り物と一緒に乗船する場合は追加料金ありの席を確保したほうが良さそうです.
・人だけの乗船者と入船する時間差がありすぎて、乗り物あり組は自由席の確保は難しいです.
・バイクはさらに、乗用車の乗船後に入船しますので自由席の確保はほぼ不可能です.
・おまけに『あおい』は食堂や売店などの施設が充実しており、『りつりん2』のような自由スペースがほとんどありません.自由席スペースが少ない上に、乗船が遅くなるので自由席争奪戦は敗北確定な状況です.
自由席のスペースが極端に少ないせいか、追加料金が必要なスペースも半分くらい埋まっていました.
船の設備
レモンうどんが有名なので、酸っぱいの得意な人は挑戦してみて下さい
『あおい』の現状
自由スペースが全くない状態なので、船の設備の美しさとは裏腹で、かなりカオスな状況になっています.
自衛隊員でも寝るのが難しそうなスペースで仮眠をとられている方もいます.
こんなことならオシャレな丸い窓ではなく、四角のほうが良かったかもしれませんね.